悩めるサラリーマンへ贈る言葉

「独立するかどうするのか悩んでいます。どうしたもんでしょうか？」　こんな相談をされることがあります。そんな相談をされたときは、「まだ独立はやめておいた方がいいと思います」と言います。 なぜなら、独立するときは、悩まないからです。悩んでいるうちは、その時点で心のどこかに他責を求めているか、あるいは本当にやりたいことではないかのどちらかです。私は、必ず潮目というものがあると思っています。その潮目が来るまで焦らない事です。ただ、誤解してほしくないのは、その潮目を作るのは自分自身です。 こん会話を耳にすることもあります。 「本当にやりたいことが今は見つからない。でもそのうち必ず見つかるはず。だからそれまでは今の仕事をしているのです」 現状に満足していればまったく問題ありません。突き進むだけです。 一方、やりたいことを探しているつもりになっている人。そしていつかは・・・・。と思っている人。 そんな人には以下の一節を贈ります。 潮高い岩場に、一匹のエビが取り残されている。 海に戻れ！という本能のささやきもなく、そうする気力もなく、ただじっと待っている。 海が戻ってきてくれるのを。 もし、もどってきてくれなかったら・・・・？ エビはじっとその場所にるだけだ。そして、いずれは死んでしまう。 もしかしたらほんのちょっと頑張れば、海辺までたどり着けるかもしれないのに。 海は１ｍ足らずのところまで来ているかもしれないのに。 あちらを見ても、こちらを見ても世の中にはそんなエビのような人がいっぱいいます。 「決められない」「始められない」と岩場に取り残されている人たちが。 がんばってみる代わりに、思わず幸運の大波が押し寄せてきて、連れ戻してくれたらいいのにとただじっと待っているのだ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-------------オリソン・スウェット・マンデン博士-------- 大波や潮目は、けして向こうから押し寄せてきません。自ら試行錯誤して作り出すものです。そして作り出したら、あとはタイミングよく潮目に乗ることです。そんなときは独立するかどうかなどを悩むことを忘れてしまいます。